富山県上市町消防団30名の皆様が、珠洲市の復興支援ツアーに参加されました。当日のツアーでは、見附島公園や倒壊家屋、津波跡を巡り、被災地の現状を直接目にしながら、語り部の方々から貴重な体験談を伺う機会が設けられました。
最初に訪れたのは見附島公園。青空が広がる中、自然の美しさと震災の爪痕が対照的で、多くの方々がその光景を写真に収めていました。その後、倒壊した家屋や津波跡を見学し、地震による被害の大きさを実感。現地では宮口ガイドから当時の様子について詳しい説明がありました。
指定避難所であった宝立小中学校で説明する宮口ガイド
高消防団長より能登半島地震発生時の消防団活動についてお話を伺いました。上市町消防団の皆様は熱心に耳を傾けられ、熱心な質問の場面も見られました。また、あさひ自主避難所で避難生活を送った多田さんからは、「被災して大変だったけれど、避難所では家族のような温かさも感じられ楽しく頑張れた」といったエピソードが語られました。
最後に、上市町消防団の古本団長から「復興に向けた努力に敬意を表します」とねぎらいの言葉が贈られました。このツアーを通じて、防災意識を高めるとともに、地域間での連携や支援の重要性を再認識する貴重な一日となりました。
震災から復興へと歩む珠洲市と、その姿勢に触れることで、多くの学びと感動が得られたツアーでした。
復興支援ツアー:
見附島公園、倒壊家屋、津波跡、語り部(消防団長活動と避難所の様子)のコースを回りました。
上市町は当時震度5強の揺れだったそうです。